高尾からの便り vol.2『ウッドデッキを作りました』


我が家は室内の南側に幅1800mmの広い縁側があります。
ここは1年を通じて熱的な緩衝ゾーンとなり、夏は暑さを冬は寒さを緩和してくれています。
今年の夏は、その縁側と一体となって外と内をゆるやかにつないでくれる、ウッドデッキをつくりました。

敷地はやや起伏のありレベルをだすのが難しいため、基礎や大引の部分は大工さんにお願いすることにしました。
あいにく台風の季節、3日の予定が結局1週間かかり、基礎から大引きまでが完成。

そしてデッキの部分は、いつも我が家の改修に協力してくれる仲間と共につくりました。
デッキ材はいろいろ考えた末、国産杉材に防腐処理をしたものを購入。
ここでは国産材であることに注目しました。また、防腐処理剤が、天然物由来の成分であることも気に入りました。
早速、取り寄せて作業開始です。
まず、大工さんにお願いした大引や束の部分に、デッキ材と同じ防腐処理剤を塗ります。
この防腐剤は、植物と鉱物(ハーブ、樹皮、鉄鉱石)を原料に独自の調合法にて作られていて、北欧では60年の実績があり信頼できるものだそうです。日本ではまだこれからのもの。どんなものか、その経過も見ていきたいと思っています。
防腐剤は、粉末状になっており、規定の量の水で溶かすだけです。
特に臭いもありません。さらに色もないので、塗ったか塗らないか分かりにくいのが難点といえば難点です。


材木は3mの長さ、デッキの奥行きも3mにして無駄なく使います。
結構、反ったりあばれていたので、三人がかりで押さえつけます。
隙間は、6mmの板をガイドにして位置を決め、まずは大引に二箇所だけ仮留めしていきます。


全部二箇所ずつ留めてから、改めて全部のビスを留めていく作業です。
四人が二組になって、二つの電動ドリルを駆使して留めていきました。
少しずれたり、斜めになったりするのはご愛嬌。

 三人がお手伝いしてくれたので、一日で完成。
高低差があるので、後日、階段を作る予定です。


デッキの東側に杏の木があるので、午前中は木陰が気持ちよいです。
蚊の全盛期がそろそろ終わるので、デッキに七輪でも出して、バーベキューをしたいものです。

★特派員:eriko

この記事は2007年にご寄稿いただいたものです。

「高尾からの便り」の他の記事を読む
vol.1『暑すぎる夏』
vol.2『ウッドデッキを作りました』
vol.3『冬がやってきた!』