高尾からの便り vol.1『暑すぎる夏』


我が家にクーラーはありません。
今年は記録的な猛暑。
この暑い夏、どう過ごしたか?ちょっとご紹介したいと思います。

私は昨年末に出産し、子供と一緒に一日中家にいる生活になりました。
そのおかげで、我が家に注ぐ太陽の動きや風の流れが実感できるようになりました。

暑さを防ぐため実践していることは基本的な二つだけ。
1、熱を室内に入れない。
2、風を通す。

毎年、夏が来る前に、東側の窓に簾をかけます。
南側の窓によしずをたてかけます。
これが日射遮蔽のひとつです。
そして、南側には大きな杏の木があり、これも日よけの役割を果たしてくれます。

午前中は、東から南にかけて太陽が照りつけ、熱風が入ってくるので窓もカーテンも開けません。
南側には1間幅の広縁があります。そこをバッファーゾーンにして、障子を開けません。
北側の窓だけ開けて、北側に扇風機を設置、まわします。


二時くらいに家の影が南のデッキにさしてきます。
そろそろ東側の窓を開けても良いころです。
窓を開けて、風を通します。
四時ごろになると、涼しい風が南から吹いてきます。
そして家中の窓を開け放します。
心地よい夕方の風で涼みます。
夕方に夕立があると、もっと気温が下がります。

夜間は涼しい風をできるだけ家の中にためるように、窓は開け、眠るときには大きな窓だけ閉めて、小窓は開けておきます。

こんなあたりまえのことで、扇風機だけで過ごしています。
今年の猛暑で室内は34℃を記録しましたが、じっとりと汗をかきながら体温調整。
私はややぐったりでしたが、娘はいたって元気。
とにかく水分補給だけ気をつけました、今のところ風邪ひとつひいていません。
汗疹にならないようにとこまめにシャワーを浴びたおかげか、肌の調子も良い方です。

暑いときは、しっかり汗をかく、そしてその汗をこまめに流す。
これが我が家の夏の乗り切り方でしょうか。

★特派員:eriko

この記事は2007年にご寄稿いただいたものです。

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vol.2『ウッドデッキを作りました』
vol.3『冬がやってきた!』