こんにちは、オザです。
街がきらめく12月。ここ東京も今はクリスマス一色に染まっています。
日本にはクリスマスの後にお正月という大きなイベントが控えているので、風潮としてクリスマスは24日のイブまで。25日には早くもツリーや飾りなどは撤去されて、26日にはツリーに代わって門松が登場します。この変わり身の早さが東京らしいなと毎年思います。
前回のブログでは縁があって、分譲マンションに賃貸で暮らすようになったいきさつを書きましたが、今回はその続きです。
賃貸向けのマンションと分譲マンションではやはり建物の質や設備の充実さが違うと感じました。いずれは両親の住む実家の近くに家を構える予定だったにも関わらず、このまま家賃を払い続けて賃貸生活を続けるよりも、ローンを組んでも持ち家を手に入れたほうがいいのではないかと考え直したのは、快適な生活を覚えてしまったことが一番の要因かもしれません。
マンションの人気設備といえば、床暖房、浴室換気暖房乾燥機、ディスポーザー、宅配ロッカーなどでしょうか。どれも使ってみるととても便利。
足元から温まる快適さを覚えると床暖房のない暮らしは考えられないほど。子どもはごろ〜んと寝転んで、そのままうとうとしてしまうこともよくあります。
ゴミ有料化の市に住んでいるのでディスポーザーで生ゴミを処分できるのはとてもありがたい。ただし便利である分、故障があったときの痛手も大きく、昨年ディスポーザーに誤ってスプーンを絡ませてしまい、動かなくなったので修理を頼んだ時には5万円近くの出費がありました。
最近ではこれらの設備に加えて、PASMOやSuicaといったICカードをマンション共用部のキーとして使うことができ、さらにエントランスを通過した際に、保護者の携帯電話などに帰宅メールが配信されるキッズ向けサービスのあるカードキーも増えてきているようです。すごいなぁと思うと同時に、カード1枚に色んな機能が備わっているので、なくしたら大変だという心配も。もしかしたら、近い将来にドアから鍵穴は消えてしまうかもしれませんね。
マンションを購入するにあたり、週末ごとにたくさんのモデルルームを見に回りました。一番検討したのは、実家に近く子育てのしやすい環境があること。新築だけにこだわらず、築浅の中古物件もかなり見て歩きましたし、一戸建てに住みたいという憧れもあって、建売住宅のモデルハウスにも足を運びました。
でも、田舎で育った私たち夫婦にとって、東京の一戸建ては隣家との距離がとても近く、庭もないことが少し窮屈に思え、また予算面でも折り合いがつかず、自然と一戸建てに住むことは諦めてマンションへと物件探しもかわりました。
いろいろ見る中で気になり始めたのが、共用施設の充実しているマンションです。全体の戸数が300戸ぐらいある大規模なところには、住民が使えるキッチンやライブラリー、中にはマッサージルームやカラオケルーム、遊びに来た方が泊まれる部屋等が備わっているところもありました。
そして、家探しをはじめてから10ヶ月ぐらいしたころ、本当に偶然なのですが、賃貸で住んでいるマンションから、借りているのとは違う部屋が売り出されたのを知ったのです。
学校やスーパーに近く、共用施設も充実しているこのマンションをとても気に入っていたのですぐに部屋を見せてもらい、その場で購入を決めました。
今まで住んでいた東向きの部屋とは違い、南向きで日当たりがよかったことと、リビングの西側にはガラスブロックのはまった出窓がありとても部屋が明るかったことが決め手になりました。ガラスブロックに映る見える秋の夕焼けはすごくきれいなんですよ。
購入した後も、修繕積立費や管理費などは月々かかります。共有施設を使う場合も無料ではなく、決められた使用料を払わなければなりません。うちのマンションは駐車場代が周辺に比べると割高なので、我が家は車を所有することを諦め、必要な時は実家から借るか、レンタカーに乗ることにしました。
それでも購入してよかったなと思うのは、快適な暮らしを手に入れられたことや、マンション内に同世代の子どもがいて、友達や相談相手ができ、安定した環境が整ったことです。
もしかしたら、将来はここを手放して実家に戻ることもありえるのですが、しばらくは今の生活を楽しみたいと思っています。
※この記事は2010年にご寄稿いただいたものです。掲載されている情報は2010年当時のものです。
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特派員:オザ(東京の郊外に夫と幼稚園児の娘と三人で住んでいる主婦。Lee100人隊のお買いものコラムもやってます。)
vol.1『ゴミの有料化は効果的か
vol.2『秋から冬へ』
vol.3『世田谷ボロ市と冬の過ごし方』
vol.4『春の花便り』
vol.5『梅雨時の生き物たち』
vol.6 『東京の家探し事情』